5 月 2008


6月のセミナー&ワークショップは、奄美について学習する。屋久島の西に位置する奄美群島は、奄美大島から与論島まで、12市町村で構成。鹿児島と沖縄のちょうど真ん中にあり、南西諸島の中心部分を占めている。豊かな自然の中でゆっくりと時間が流れる南の島。大島紬(つむぎ)と島唄などが有名。沖縄とともに、世界遺産への登録準備を進めている。

今回奄美のワークショップだが、希望があれば屋久島の移住相談に応じるので、屋久島のことを聞きたいという方もお気軽にご参加ください。とりあえず一度屋久島に行きたいという方、いつでも大歓迎!体験ツアーのご案内もいたします。
ワークショップ2回目、5月17日の報告はこちらから

かっては、屋久島から定期船で奄美大島へ渡ることもできたが、現在は一旦鹿児島にもどり、船または飛行機で行くしかない。鹿児島から奄美への定期船が屋久島に寄らない理由は採算が合わないからだが、島巡り周遊の観光需要は少なからずあると思われるので、週に一便でもよいから屋久島に寄港してもらえないだろうか。屋久島から奄美へ直接行かれたらすばらしいに違いない。
 

6月かごしま移住・交流ワークショップin遊楽館
   ~奄美交流ワークショップ・移住相談~

かごしま移住・交流ワークショップちらし 「奄美を知り大自然の暮しを考える」をテーマに、奄美市東京事務所所長山田氏から、世界遺産登録をめざす奄美群島・奄美市の紹介があります。移住相談会も行ないますので、奄美に興味のある方はぜひご来館ください。質問をたくさんしてもらえるとありがたいです。
こちらからチラシをダウンロードできます =PDF形式

■ 日時: 6月14日(土曜) 15:00~17:00

■ 会場: かごしま遊楽館3階 (東京有楽町駅前)

■ 内容:
 (1) 奄美の概要や支援制度など、資料に基づく説明、約60分
 (2) 質問と意見交換など、約45分(移住相談も承ります)

■ ご案内及びファシリテータ: 奄美市東京事務所・かごしま遊楽館

■ 定員: 10名  参加費:無料  受付開始:14時30分
 ※あらかじめ、ご予約をお願いします。

■ 参考: いも~れ奄美 ~奄美大島への移住・定住情報サイト~

■ お問合せ・連絡先: NPO緑の風 東京事務所
 E-mail: seminar@iju.jp
 TEL: 03-3263-7741 (杉浦まで)
 
 
○鹿児島県ホームページ:かごしまへの移住・交流
http://www.pref.kagoshima.jp/pr/koryu/event/workshop.html

○かごしま遊楽館:イベント情報
http://www.pref.kagoshima.jp/yurakukan/ivent/ivent.html

○観光かごしまホームページ:What’s New
http://www3.pref.kagoshima.jp/kankou/blog/news/2008/06/614.html

○移住・交流推進機構ホームページ:鹿児島県
http://www.iju-join.jp/prefectures/kagoshima/

かごしまふぁんネットメールしまのサポーターメールマガジンでも案内されています。
 
 

5月20日、「第1回・岳参りと綱引きの伝統文化を考える会」が麦生で開かれた。岳参りなど屋久島の伝統文化と大山祇神(おおやまづみのかみ)の研究を行う集いだ。今回の中心議題は6月の大山祇神祭りに関して。
前日に台風4号が東上し地上の塵芥(ちりあくた)を吹き払ったせいか、清々しく会が進められる。そう言えば、きょうは満月。
氏子を中心に、島外からの参加者もあったとのこと。当会(NPO緑の風)から、富永理事長他数名が列席させてもらった。
第1回・岳参りと綱引きの伝統文化を考える会

大山祇神は、日本の山々を主宰する神様とされる。全国に一万社ある山祇神社に祀られていて、愛媛県大三島の大山祇神社がその中心と言われる。
屋久島とのかかわりも深く、記紀によれば、大山祇命(おおやまづみのみこと)の娘の木花咲耶姫命(このはなさくやひめのみこと、富士山の神様)と、天照大神(あまてらすおおみのかみ、最高位の神様)の孫、邇邇芸命(ににぎのみこと、高天原=天上界から日向の高千穂へ降臨した)が結婚し、産まれた子供が屋久島の神様、火遠理命(ほおりのみこと)だ。
火遠理命は山幸彦(やまさちひこ)とも呼ばれ、古事記に登場する「海幸彦・山幸彦」の物語の主人公。島の益救(やく)神社の祭神として祀られている。山幸彦の孫の若御毛沼命(わかみけぬのみこと)は、宮崎の地を出て大和へ向い(記紀の東征神話)、神武天皇となる。
日本の歴史が誕生する以前の神話の世界だが、屋久島の人々が島の神様を大切にしてきたことは、いまも続けられている祭りから伺われる。
大山祇神社

大山祇神の祭祀は来月、麦生の大山祇神社で行われる。祭主は大山邦博氏。
(以下、翡翠(カワセミ)回覧板より引用)
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日時: 2008年(平成20)6月19日(旧5月16日)
     11時開始~12時頃終了 (10時受付開始 )

場所: 鹿児島県熊毛郡屋久島町高平
     「ホテルあかつき」の上(ホテル駐車場使用可)

玉串料: 1000円
 奉納演奏は自由参加(参加費無料)
 夕方(4時頃)から 直合 参加費 3000円

昼食及び宿泊は「ホテルあかつき」で出来ます。
 あかつきホテルHP  
 http://www.hotel-akatsuki.jp/
 電話番号 0997-47-2422
 予約は 直接お願いします。

問い合わせ先・連絡先: 屋久島自適塾
 鹿児島県熊毛郡屋久島町麦生311
 電話 0997-47-3600(係り 藤田邦子)
 メールアドレス yakusimaooyamatumi@yahoo.co.jp
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(写真は「自適の今日)ブログから転載)
 
 

5月17日、今年2回目の『屋久島移住セミナー』を開催。鹿児島県主催のかごしま移住・交流ワークショップin遊楽館のプログラムとして行なったことは前回と同じ。
参加者は、遊楽館、奄美市東京事務所、NPO緑の風の3名を含めて6名。前回より更に少なかったが、月例の勉強会的なワークショップという性格上、少人数の方が落ち着いて相談や話をすることができる。とは言っても参加ゼロでは、せっかく公共の場所を貸してくれているのに申し訳が立たない。
第2回移住・交流ワークショップ

「移住は行って見なければわからないことが多い。事前に情報を集めるため移住セミナーに参加した。移住体験者の経験を、アンケートなどで調べてもらって聞きたい」と語るのは、前回も参加された男性。
このブログを見て訪れたというご夫婦は、春に初めて屋久島に行き、2年後をめどに移住を考えているとのこと。屋久島の時間の流れが全然違うので驚いた、とご主人。東京で生れずっとこちらで、屋久島をすっかり気に入ったと話す。最初は、奥様につれられて行ったところが、いまはご主人のほうが積極的だそうだ。すでに屋久島にはまってしまったのかもしれない。

ワークショップのテーマは『多地域居住のネットワーク化を考える』。屋久島と北海道など多地域交互ロングステイの魅力と、長期滞在施設ネットワークの実効可能性を検討しようという内容。受け入れ地域へのアンケート結果など集めた資料を元に、二地域居住の現状と屋久島での課題などを話合う。(事前レポートはこちら
「企業誘致の立場から、地域の活性化のため“エコ誘致”を考えています。環境負荷の少ない産業・企業の立地を図り、例えば屋久島発のエコ漢方薬などを作り出せたら面白いと思います」と、遊楽館の内田さん。
第2回移住・交流ワークショップ

参加者からは、「1月に行った時、野鳥の多さに気付いた。地元では気にしてる様子がない。まだまだ開拓されていない地域の財産があるのでは」という意見や、「縄文杉を見たかったが、実際行ったらそのほかの処の方が印象に残り、逆にそっとしておきたくなった」「すばらしい自然はとっておきたいが、保護と開発のバランスは難しい。山だけでなく海など余地があるのでは」などの意見を伺った。

NPO緑の風が屋久島の課題として挙げたのが、長期滞在メニューの充実と島内の長期滞在施設ネットワークの形成。高い潜在需要に対して、ロングステイ情報の提供という利便を提供するのが先決。屋久島でネットワークを組むことができれば、他地域のネットワークとつながれる。鹿児島県内でロングステイ情報のネットワークを張りめぐらすことができたらとても面白いのではないだろうか。

メニュー充実については、知られているかどうかがまず問題。トレッキングやダイビングなど観光的アウトドアスポーツは屋久島で盛んだ。ホテルや民宿など個性的な滞在施設も多い。しかし、ロングステイの需要と供給がハイレベルで存在する割りには目立たない。
世界遺産と縄文杉のネームバリューに依存している現状から脱却するためには、宣伝の仕方を改めるなど新機軸が必要ではないか。マスコミの報じ方も単調で、将来性を語っていない。
観光から滞在へ、わかりやすい方向を打ち出すのが活性化への早道と思う。滞在型体験施設はまだまだ少ないし、ロングステイメニューの打ち出し方も弱い。自然遺産の環境保全と地域経済活性化の両立という持続可能性への道は、今はまだ遠いゴールの先にあるのだろうか。

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かごしま遊楽館
ここで、かごしま遊楽館の説明を少し。上の写真の中央、細長い建物の一階に観光案内と特産物販売コーナー、二階にレストラン、三階は鹿児島ブランドショップ・工芸品ギャラリーなど。(セミナーはここの一隅で行う)移住相談窓口は、九階の県事務所の一部屋。
JR有楽町駅から歩いて数分、地下鉄日比谷線、有楽町線、丸の内線、銀座線、千代田線、都営線の駅も近い。交通至便なところ。
かごしま遊楽館
隣接の日比谷シャンテにはこんなオブジェも。有楽町には映画館がたくさんあるので、ゴジラの像も似合っている(?)。
銀座周辺は、都道府県アンテナショップの集中地域。交通会館に数店舗あるほか、北海道、岩手、石川、熊本、沖縄、、、など。地域の特産品を求める買い物客に人気で、どこも賑わっている。それぞれ独自性とおらが国自慢を競っているのだが、東京の人にはお土産屋さんがあちこちあると映っているかも。
有楽町マリオン前広場
戦後の文化を支えた日劇のかって在った数寄屋橋辺りは、いまも日本有数の盛り場。何かあると宣伝カーがよく来る所。ここに居れば社会の動きがよくわかる(?)。

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次回の遊楽館ワークショップは6月14日(土)。奄美を知り大自然の暮しを考える『奄美交流ワークショップ』として、奄美市東京事務所山田所長さんのお話を伺うことができる。
続く7月19日は『皆既日食を考えるワークショップ』の予定。8月17日は『大自然で子育てワークショップ』。
その前に、『かごしま移住セミナー』が7月5日、銀座のふるさと回帰支援センターでありますから、南の島好きの方々はぜひお集まりください。

関連記事:
≫多地域居住を考えるワークショップ
参考:
≫かごしま移住セミナーin東京【7月5日】の開催について
かごしま移住セミナーのプログラム =PDFファイルはこちらからダウンロードできます
 
 

今日、東京で行なわれた鹿児島のお祭りを見に行った。
「5月12日、13日の2日間、道玄坂・文化村通りなどの渋谷エリア一帯で「渋谷・鹿児島 おはら祭」が開かれる。今年で10周年を迎える恒例の大規模パレードで、当日は約2,000人の踊り手が参加し週末でにぎわう渋谷の街を練り歩く」(シブヤ経済新聞から引用)
渋谷・鹿児島おはら祭
11回目を迎えた渋谷のおはら祭だが、今年は篤姫人気にあやかって、「篤姫コンテスト」や「篤姫行列」を行なうそうだ。渋谷は、お嫁入り前の一時を過ごした「薩摩藩邸」や終生暮らした「徳川家千駄ヶ谷屋敷」があるなど、篤姫ゆかりの地。鹿児島への関心を引付けたいと関係者は苦労している(?)

18日「本まつり」の道玄坂パレードを見物し、写真を撮った。こげ茶の和服を着流した巨大人形は、曽於市のシンボル「弥五郎どん」。約5メートルの巨体に刀の二本差し。弥五郎どんは薩摩武士なのだ。
渋谷・鹿児島おはら祭
東京では、原宿のスーパーよさこい新宿のエイサーなど地方発の祭イベントが盛んだ。夏に神宮外苑で日本の祭りを一堂に集めたイベントもあった。かっての地方文化の紹介から、最近では互いに元気付けあうことへ、目的に変化が見られる。

おはら祭は、毎年60万人以上が訪れる南九州最大規模の祭りだそうだ。道玄坂には、各地の鹿児島県人会の旗がひしめいた。関東県人会、渋谷県人会、、、、種子島の旗も。
国内随一の規模と結束力を誇る鹿児島の県人会。世代交代につれ最近ちょっと元気が足りないと言われているが、祭の熱気はそんな懸念を吹き飛ばした。
渋谷・鹿児島おはら祭
渋谷おはら祭を主催するNPOは、渋谷の街の活性化と郷土芸能の継承をイベントの目的に挙げている。渋谷と鹿児島の文化交流も狙いのひとつだそうだ。交流を通して、大都市と地方の地域格差の解消につながって欲しい。

国も自治体も民間も地方経済の活性化に力を注いでいるが、効率的な資金の投入や新味ある事業アイデアや活動を担う人材の育成など、効果を上げられる施策が求められている。一過性に終らないで息長く続けることも必要だ。
祭りを通じた都市と地方の交流は、互いの文化への影響だけでなく、経済効果が上がることが大切。経済的豊かさがあって初めて文化の華が開くのだから。
 
 

平成19年度「かごしま・くらし」を進める活動支援事業昨日5月15日が平成20年度「かごしま・くらし」を進める活動支援事業への応募締切日だった。長い事業名なので、県職員の人は「かごくら」と呼んでいるらしい。
NPO緑の風は、昨年度のかごくらへ応募し、採択され、事業を実施するところから具体的に始まった。その前から私たちは屋久島への移住支援活動を進める予定でいたが、鹿児島県の事業募集が無かったら、スタートはもう少し遅くなっていたのではないかと思う。

去年から移住セミナー・体験ツアーを始めることができたおかげで、今年は4月から移住・交流ワークショップをやっている。ありがたいことだ。
慣れない書類作りと格闘し、昨日の消印で応募書を送った。後は審査に通るかどうか。
ともあれ、明日はワークショップの第2回目。かごくらへの応募書類作りに時間を取られ宣伝活動が十分できなかったので、参加者がたくさん来てくれるかどうか心配。

画像は昨年度事業の成果報告書。(こちらからPDFファイルをダウンロードできます)県ホームページのかごしまへの移住・交流サイトからもダウンロードできる。
まもなく、かごくらへの応募状況が掲載されるはず。公的部門の情報公開は進みつつある。去年は10団体の応募だったが、今年はどうだろうか。
 
 

4月17日朝日新聞記事NPO法改正の機運が強まっていると、先月の報道にあった。NPO団体や超党派の議員連盟が、応援したい団体を指定して住民税の数%を助成できる支援制度の導入や認定NPO法人の要件緩和などの寄付税制を改める動きを始めているそうだ。(やましまやしま:NPO議連、関連法改正に動くを参照)

そもそもNPO法(特定非営利活動促進法)は、議員立法として超党派で成立させたもの。エンジェル税制等の寄付拡充が当初から望まれていた。
NPO法が出来てから十年、NPO法人は全国で3万3千を超えたという。ずいぶんと身近な存在になった。国や自治体など行政が、財政の制約から公共活動の担い手としてNPO法人を活用しつつある(一説に、安く使える下請け的存在として)。NPO側としても、社会の期待に答えるためには活動資金がもっと必要だ。NPOの資金問題は、いまや社会的関心事といえる。そんな中での法改正への期待である。

一方で、社団・財団等公益法人の寄付制度は改正済み。2006年5月に成立した公益法人制度改革3法が2008年12月1日に完全施行されると、一般の社団法人・財団法人は公益性の認定を受けた法人(公益社団法人・公益財団法人)となり、寄付金の税額控除を受けられるようになる。すると、NPO法人を社団や財団など公益法人に組織替えしようという動きが、今後見られるかもしれない。

NPOは簡単に作れるのが大きなメリットだ。公益法人は、基本財産など設立のハードルが高い。市民社会が成熟へ向かうためにも、公共の担い手としてNPO法人の育成を図るためにも、寄付制度の速やかな改正が望まれる。
(画像は4月17日朝日新聞記事、クリックすると拡大します)
 
 

今週土曜(5月17日)、今年2回目の「屋久島移住セミナー&ワークショップ」を開催します。テーマは『多地域居住のネットワーク化を考える』。
二地域居住という言い方は古くからあり、都市の住民が定期的・反復的に農山漁村などの同一地域に滞在するライフスタイルを表わす。多地域居住は、住んでいる都市以外から複数の田舎へ定期的に訪れること。一ヶ所に限定しないで、田舎と都市を往復する。例えば、東京の住民が夏は涼しい北海道に、冬は暖かい鹿児島に、観光や趣味の活動などをするため長期滞在をする。「季節移住」や「ときどき田舎暮し」などの言い方すらある。
ライフスタイルが多様化して、IJUターンして定住するだけでなく、都会の家を残したまま田舎暮らしをする人々が出てきており、団塊世代の定年後は特にその傾向が増すだろうと言われている。
素泊まり民宿やくさば

今回のワークショップでは、屋久島と北海道を例にとり、多地域のロングステイの魅力と、長期滞在型施設のネットワーク化の可能性を探る。最初は、二地域ロングステイについて。
北海道は移住者誘致の先進地域。道庁をはじめ定住促進に熱心な自治体が数多い。広々とした大自然とおいしい食べ物や温泉に恵まれ、長期滞在者向けの施設も整備されている。また、明治以降の開墾・入植の歴史から、外来者を受け入れる開放的な気質を持った土地柄だ。
自然・食材・温泉・人情など田舎暮らし資源の豊富さは、鹿児島との共通点が多い。屋久島と北海道の長期滞在情報や宿泊施設を互いに紹介するネットワークを、作ることは可能だろうか。相互補完できる関係を上手く結ぶことはできないだろうか。両地域を往還する多地域居住モデルを作りそれをアピールできたら、移住・交流施策の推進にとっても意義深いと思われる。

次に、長期滞在型施設のネットワーク化について屋久島の例を述べる。
アパート・マンション・貸家が少なく都市型ウィークリーマンションも無い屋久島では、ホテル・民宿が長期滞在用途の受け皿となっている。これらの宿の多くがロングステイ可能だ。宿泊施設の大多数が加盟している観光協会では、宿泊客の斡旋業務も行なっている。ただし短期がほとんどとのこと。
現在は、低価格の素泊り民宿やユースホステルが、ロングステイ需要を引き付けている傾向が見られ、利用者は主に若者や移住前提の年配者たちだ。
その中で新たに、長期滞在向け素泊り民宿のネットワークを組む動きが出てきた。閉鎖していた古旅館を再開したものや新規のいくつかの宿が、互いに紹介しあうなど長期滞在向けの需要開拓に乗り出したのだ。ゆくゆくは共通のネット予約サイトの開設などを考えているという。
酩峯館

いままで系列同士の融通を超えて、異なる宿泊施設間の積極的な情報提供・紹介業務はなかったように思う。移住者が経営する民宿が増えるなど、古い島に新しい風が吹き始めているのかもしれない。
屋久島の課題は、施設やネットワークにあるのではなく、長期滞在メニューの充実。世界遺産に登録され短期来島者は急激に増えたが、縄文杉一極集中の傾向が見られ、滞在時間が短いという問題がある。
そこで地元では、(すばらしい自然は島中にあるので)島内周遊や里の観光に力を入れようとしている。今後は、北海道を見習い農林漁業や趣味の体験メニューを増やすなど、ソフトとハードの拡充のバランスが求められる。

今後も長期滞在の需要は着実に広がり、宿泊施設の多地域間ネットワークが出来れば、ロングステイ客の利便性を更に高めていくことだろう。
ここまで、日本列島の北と南の長期滞在ネットワークを考えてきたが、まず必要なことは各々の地域の中でネットワークをしっかり作ること。屋久島なら屋久島の中で、長期滞在施設ネットワークがきちんと機能すること。そうすれば、今度はネットワークが出来上がった地域相互の連携がスムーズにいくのではないだろうか。
鹿児島県は指宿や霧島など観光や移住の先進地域が数多くあるので、問題意識を共有することが出来れば、近い将来県内ネットワークを結ぶことが難しくないと思われる。

※5月17日当日は、関連の資料を元に具体的にお話ししたいと思います。お時間のある方は、ぜひご参加ください。詳しくは、5月屋久島移住ワークショップのお知らせをご覧ください。屋久島・かごしまへの移住相談も受け付けております。
 
 

5月2日から3日にかけてミャンマーを襲った大型サイクロン「ナルギス」の災害に、世界中から支援の手が差し伸べられようとしている。一方ミャンマー側では支援スタッフの入国を制限したり、本格的な救援活動を行っていないとの報道があり、百万人を超えると言われる被害者の窮状が心配されている。
軍事政権が国を閉ざしている中で伝わって来る情報は少ないが、だからといって関心を持たなかったり直ぐに忘れていいということにはならない。アジアの隣人を助けるのはお互い様といえよう。
インターネット募金のスクリーンショット

手軽に募金する方法として、インターネット募金がある。ポータルサイトYahoo!のミャンマーのサイクロン被害支援活動情報に掲載されている各団体でも、募金を受け付けている。赤十字やユニセフなどの国際機関や、医療・難民支援を行っているNGOのリストがあるので、好きな方法が選べる。
私は現地スタッフが居るという数団体にささやかな寄付をした。認定NPOなど、寄付金に対する税金控除を受けられる団体が多くあるので、控除を受けたい場合は領収証をしっかり貰うとよいだろう。

いま私たちの生きている地球でさまざまな問題が生じている。戦争、貧困、環境破壊、水・食糧不足、自然災害、etc.。地球温暖化がサイクロンの巨大化を生んだり、環境対策のバイオ燃料が貧困を拡大したり、戦争が物価高騰を招いたり、それらは相互に関連し、更にグローバリゼーションが問題を拡大している。
それに対し、国の枠組みを超えたNGOやNPOなど多くの市民団体が、さまざまな課題に取り組んでいる。世界には報道されない真実も多い。マスコミが報じない問題を、ネットの利用などで知らせているのもまた市民の動きだ。NGO・NPOなどの市民活動を、Yahoo!ボランティアのようなサイトが応援しているのは心強い。
ヤフーは「社会的な取り組み」コーナーの中で、「災害情報」や「みんなの政治」など公共的な問題への情報提供を行っている。ビジネス一辺倒だったIT業界が、社会貢献活動への気遣いを示すほど安定した業種となった証左といえよう。

環境やエネルギーの問題に最初に取り組んだのは市民運動だった。もったいないもそう。アースデイキャンドルナイトの活動も、地道な市民の運動の輪が広がって大きくなった。いまや大手の広告代理店やIT企業がビジネスとして取り扱っている。全国各地でこれらのイベントが行われ、更にそれをきっかけに市民活動のネットワークが広がる。
NGO・NPOや地域のボランティア活動に加わる人々は増え続けている。身の回り以外に関心を持たない事なかれの風潮が社会にはびこっているが、世の中の役に立ちたいと積極的な人はたくさんいるのだ。それらの人々は、先ず身の回りにある問題に立ち向かうことから始めていると聞く。

※画像は、Yahoo!インターネット募金のスクリーンショットを勝手に載せました。募金額は刻々変化すると思われるので、直接お確かめください。
 
 

5月5日AZAMIコンサート3月から5月にかけ、屋久島の春はイベントが島の内外で多くある。大きな行事として、春一番乗りフェスタ、海開き、益球(やく)神社の祭礼、産業祭、ガジュマル祭、楠川城祭、ツーデーマーチ、しゃくなげ登山など。
島外からそれらに参加する屋久島ファンはたくさん居るようだが、注目するイベントの内容をブログ記事などで確かめる読者も多かろう。
屋久島のブログはますます増えている。島内で書いているものが、ざっと調べただけでも百五十は下らない。二百以上あるかも。一年前の倍にはなっていそうだ。
ブログは、居ながらにしてさまざまな屋久島をイメージできるので便利。屋久島に住んで、感じたこと思ったことを率直に書いているものが多いので、これから移住しようという方も一度訪れてみようという方も、島の生活を実感できるのではないだろうか。

(写真提供は礒邉自適氏。関係ブログにも屋久島関連の春のイベント記事があります)
≫自適の今日: あざみさんのコンサートに出かける
≫屋久島発 田舎暮らし通信: 二日目のツーデーマーチ
≫屋久島発 田舎暮らし通信: 屋久島木材で家をつくろう
≫屋久島発 田舎暮らし通信: 屋久島ツーデーマーチ
≫屋久島発 田舎暮らし通信: 屋久島町の第1回産業祭
≫屋久島発 田舎暮らし通信: 第8回春一番乗りフェスタ

参考: 屋久島で暮らしを考える集い(MBCニュース 2008年5月10日)
 
 

NPO法人屋久島移住ネットワーク・緑の風は、かごしま遊楽館・鹿児島県と連携して『屋久島移住セミナー&ワークショップ』を、4月より始めている。(1回目、4月19日に行ったワークショップの報告はこちらから)

5月17日(土)に2回目を行うので、屋久島に興味をお持ちの方、長期滞在や移住を考えている方はぜひご参加ください。移住体験ツアーも随時受付けています(少人数での参加可能)ので、お気軽にお問い合わせください。
こちらからチラシをダウンロードできます =PDF形式

5月セミナー&ワークショップ
   ~多地域居住のネットワーク化を考える~

かごしま移住・交流ワークショップちらし 屋久島と北海道などを例に、多地域でのロングステイの魅力と、長期滞在型施設のネットワーク化の可能性を探ります。(内容についてはこちらをご覧ください)
 とりあえず屋久島に行きたいという方、歓迎! 移住相談の時間もあるので、お気軽にご参加ください。
 関連情報はNPO緑の風ホームページで。

■ 日 時: 5月17日(土曜) 15:00~17:00

■ 会 場: かごしま遊楽館3階 (東京有楽町駅前)

■ ご案内及びファシリテーター: NPO緑の風

■ 定員:10名  参加費:無料

■ お問合せ・連絡先: NPO緑の風 東京事務所
 E-mail: seminar@iju.jp
 TEL: 03-3263-7741 (杉浦まで)
 
 
○鹿児島県ホームページ:かごしまへの移住・交流
http://www.pref.kagoshima.jp/pr/koryu/event/workshop.html

○かごしま遊楽館:イベント情報
http://www.pref.kagoshima.jp/yurakukan/ivent/ivent.html

○観光かごしまホームページ:What’s New
http://www3.pref.kagoshima.jp/kankou/blog/news/2008/04/post_109.html

○移住・交流推進機構ホームページ:鹿児島県
http://www.iju-join.jp/prefectures/kagoshima/

かごしまふぁんネットメールしまのサポーターメールマガジンでも案内されています。