ワークショップ記録


第9回かごしま移住・交流ワークショップが12月13日(土)、東京有楽町駅前のかごしま遊楽館で行われた。「奄美・沖永良部島の暮しを考える」をテーマに、島の紹介と移住相談、質疑応答などの内容。
冒頭、主催側から「年内最後のワークショップとなりました」と、かごしま遊楽館移住相談窓口の野田課長がご挨拶。
第9回移住・交流ワークショップで野田氏

続いて、えらぶ移住支援センター三沢代表が、「遊ぶ島より暮らす島」沖永良部を丁寧な作りの資料を元に案内。
沖永良部島は奄美諸島の南西部、与論島の北方に位置し、面積約94平方キロ、人口約14500人(屋久島よりちょっと多い)。知名町と和泊町があること。花と野菜が基幹産業。一年中花が絶えない島で、春のフラワーフェスティバルは有名。西郷さんも滞在したことがある。
島へのアクセスは空と海の定期航路のほか、沖縄からチャーター便のエアドルフィン(意外と安い)がある。ダイビングは、目の前でイソマグロなど大型回遊魚が見られ特別ダイナミック等々。
第9回移住・交流ワークショップで三沢氏

花の島で農業をやりたいという30代男性や定年後の移住先を探しているという50代男性など、一般参加者とスタッフ・関係者合わせて12名の参加があった。鹿児島県事務所の会議室(遊楽館9階)は満杯。老後をペットたちと暮らしたいという女性は、7月のかごしま移住セミナーや先月の鹿児島市ワークショップにも参加された方だった。

「数年前から移住サポート業務を始め、移住支援コンサルティング(株)を設立。昨年5月大島新聞に掲載された。移住の前のお試し期間として利用してもらいたいため『島暮らし体験ハウス』を運営している(現在休止中)。いままで沖永良部島の移住者は多くないが、ほとんど定着して帰る人は少ない。
住むところを変えようとすると移住になる。沖永良部も移住の候補地に入れて欲しい。えらぶ支援センターを、移住関連業務が集約された窓口として利用して欲しい」と三沢氏。
第9回移住・交流ワークショップの参加者

ワークショップの中でいくつか質問があった。仕事探しへの答えは、病院・福祉関係を除いて仕事がたくさんあるわけではないが、収穫期は猫の手も借りたいほど人手が足りない。ハローワーク情報でというより、口コミで仕事を探す人が多い。これは住宅・土地探しでも同じ、とのこと。
沖永良部は農業の島。長年手間隙かけて農地を整備してきて、年収一千万円を超える農家もたくさんある。だから遊休農地は少ない。新規就農のハードルを、これから役場や農協に下げていってもらいたいとも。

昼間人を見かけないがなぜ?との疑問に、奄美市東京事務所長山田氏が、島人は暑い日中を避けて朝夕涼しいときに勤勉に働いている、夜は飲み会やらでにぎやかだと説明。
島に二町あるが行政(の支援)は?の質問に、和泊町の三沢氏に代わって山田氏が事情を説明。両町が合併しない理由はいろいろあり、一町にはしばらくならないだろうとのこと。三沢氏が、支援センターが町に働きかけ商工会や観光協会などと移住促進の連絡協議会を立ち上げることになったこと、知名町と一緒に島全体で移住者を受け入れる機運を盛り上げていきたいと話した。
第9回移住・交流ワークショップで本園氏

後半参加された奄美旅行センター(本社・与論町)代表本園氏から、「沖永良部島と与論島はよく似ている、どちらも海から浮き上がってできた隆起サンゴの島、だからハブがいない。違いは、沖永良部は農業立島、ヨロンは観光立島であること。島暮らしに慣れるまで時間がかかるかもしれないが、暖かい南の島なのでのんびりできる。
私はふるさと回帰運動にも参加している。第一線を退いた方も若い人も、島へ何かを持って来てほしい。受け入れサービスの提供を求めるというよりも、希望を言ってほしい」と話しがあった。
 
 
今回のワークショップの資料請求や沖永良部島への移住について問い合わせは、かごしま遊楽館9階の移住相談窓口(TEL:03‐3506‐9177)へ。
※参考: 沖永良部島で田舎暮らし~えらぶ移住支援センター

次回のワークショップは1月17日(土)。「霧島市移住・交流ワークショップ・移住相談~おじゃんせ(おいでください)霧島市~」を開催予定。続く2月・3月は、屋久島の案内やいままで一年間のワークショップのまとめを考えている。
2008年度ワークショップの日程・内容一覧PDFはこちら
 
 

前回に続き今回も、かごしま遊楽館作成のレポートを元にご報告します。

第8回かごしま移住・交流ワークショップが11月22日、東京有楽町駅前のかごしま遊楽館で行われた。
「篤姫の古里の歴史ロマンと食、自然を考える」をテーマに、鹿児島市東京事務所秋野次長よる元気都市かごしまのこだわりの歴史・文化・自然や観光などの紹介と質疑応答の内容だった。

鹿児島市移住・交流ワークショップ
「いま鹿児島は篤姫に沸いている。市は基礎的財政収支は黒字を堅持している。市が重点的に取り組んでいることは、地球のため未来のための環境リーディング鹿児島の創造、人が行き交うにぎわいと活力あふれる魅力多彩なまちづくり、全ての世代が生き生きと健やかに暮らせるまちづくり、市民みんなで支え合う住みよい安全な地域社会づくり、分権時代に対応した自主自立の行財政運営の推進など。

移住に対する考え方は、就業対策、地域コミュニティ関係、グリーンツーリズム等の取組みは行っているが、正直、特別な移住交流施策はない。まずは観光等でおいでいただき、さらに一定期間生活してもらって、鹿児島市の魅力を感じていただけたらと思う。観光を将来的には移住につなげてもらいたい」と、秋野氏。

鹿児島市移住・交流ワークショップ
後半の自由討論・質疑の時間では、「暖かい場所への移住を希望している。鹿児島は、天候、気候、人情等すべて素晴らしいと聞いている。今日から移住したいと思っても、すぐに行動できるような、きめ細やかな情報を提供してほしい。特に住宅情報。家賃、ペットの可否、中心市街地からの距離等別に。高年齢になるとインターネット等で検索することができないので」という参加者の意見があった。
また、「各地で行われる移住体験ツアー等への旅費補助を行ってほしい。居住地からツアー会場まではほとんどが実費負担。低所得者にはきつい」と、各地で行なわれている体験ツアーへの感想。
更に、「お試し暮らしができる施設を増やして欲しい。民間の施設が多いと思うが、利用者が低価格で利用できるよう地元自治体等で補助してほしい」と、行政への要望もあった。
 
 
今回のワークショップの内容や鹿児島市への移住についての問い合わせは、かごしま遊楽館9階の移住相談窓口(TEL:03‐3506‐9177)へ。
※参考: 鹿児島市ホームページ

次回のワークショップは12月13日(土)。「奄美・沖永良部移住・交流ワークショップ・移住相談~奄美・沖永良部島の暮しを考える~」を開催。続く1月は、霧島市を案内する予定。
2008年度ワークショップの日程・内容一覧PDFはこちら
 
 

今回は、かごしま遊楽館作成のレポートを元にご報告します。

第7回かごしま移住・交流ワークショップが10月11日、東京有楽町駅前のかごしま遊楽館で行われた。「よかまち・きやんせ『薩摩で暮らす』を考える」をテーマに、薩摩川内市企画政策課古川課長代理による薩摩川内市の紹介と質疑応答の内容だった。6月のワークショップ、7月5日かごしま移住セミナーや8月に薩摩川内市が実施した甑(こしき)島での交流体験などに参加された方が出席した。
薩摩川内市ワークショップのお知らせ記事はこちら

薩摩川内市移住・交流ワークショップ
古川氏は資料を元に、自然、歴史文化、産業ブランド等、まず薩摩川内市の概要を紹介する。甑(こしき)島など自然の魅力や自慢したい点、島津氏ゆかりの地であるなど奥深い歴史がある点等々。
続いて、「年齢を問わず薩摩川内市を知ってもらい、薩摩川内市のモノを買ってもらう、来てもらう、ファンになってもらう」と、市の移住に対する考え方を説明。現在、「よかまち・きやんせ倶楽部」を設け定住交流体験事業などを行っているほか、住宅購入・リフォーム補助や新幹線通勤補助などさまざまな移住定住促進事業があることを話す。また、移住した方の事例の紹介なども。

後半の質疑と自由討論では、「短期間の交流体験などでは現地の魅力や良さをなかなか実感できない」という意見や、「お試し暮らしができる施設、あるいは一定期間(1ヶ月程度)貸してくれる家(借家)を紹介して欲しい」などの要望があった。
今回のワークショップの内容や薩摩川内市への移住についての問い合わせは、かごしま遊楽館9階の移住相談窓口(TEL:03‐3506‐9177)へ。
※参考: よかまち・きやんせ倶楽部―薩摩川内市への移住・UJIターンのご案内

次回のワークショップは11月22日(土)。「鹿児島市交流ワークショップ・移住相談~篤姫の古里の歴史ロマンと食、自然を考える~」を開催。続く12月は、沖永良部島など奄美群島を案内する予定。
 
 

第6回かごしま移住・交流ワークショップが9月13日、「東京有楽町駅前のかごしま遊楽館で行われた。「奄美を知り大自然の暮しを考える」内容で、『奄美交流ワークショップ』としては2回目。1回目と同じく、奄美市東京事務所所長山田氏が、世界遺産登録をめざす奄美群島奄美市を紹介し、移住の現状と自治体や集落による受け入れ策を説明した。
第6回移住・交流ワークショップ

奄美市の人口は4万9千人、大島全体で約7万人。第三次産業の割合が高く、ハローワークで月に40件の求人がある等々。説明内容は1回目と重複するところもあるので、第3回移住・交流ワークショップの報告記事を参照してほしい。
そのほか、農業研修の説明会をきっかけに家族で移住し花き栽培農家になった方、東京奄美会(奄美出身者の会)の知人を通じて移住された方、大島紬の職人としてすでに一本立ちされた方など、移住の事例の話があった。
今回の参加者は、予約されていた方々が都合悪くなったそうで、直接来られたお一人と、奄美地域の移住支援の関係者や取材に見えた南日本新聞社の方など。

「これからは食糧自給やエコなどの問題につながる農業が重要と思う。奄美市は観光ビジネスを何か考えているか? 行政が、移住に重要な住まいの情報を提供してくれるなど後押ししてくれると行き易い」などの質問・意見があり、山田所長から「農業・観光・情報が雇用創造の三本柱と考え、いま市では各島の意見を取りまとめている。奄美でも観光ガイドが職業として成り立ちつつあり、航空運賃等の高いハードルを下げる施策を検討している」と回答も。
「団塊世代は意欲旺盛なので、起業を考える人間も多いのでは。シニア世代のセカンドライフの場合やり直しがきかないので、安心して移住しやすい支援体制があると心強い」との要望があった。
ゴジラ像

今回のワークショップの内容や奄美への移住についての問い合わせは、かごしま遊楽館9階の移住相談窓口(TEL:03‐3506‐9177)へ。
※参考: いも~れ奄美 ―奄美大島への移住・定住情報サイト―

次回のワークショップは10月11日(土)。「薩摩川内市交流ワークショップ」として、“よかまち・きやんせ”薩摩川内市による移住・UJIターンの案内と移住相談の内容。続く11月15日は、「鹿児島市交流ワークショップ」。そして12月は、沖永良部島など奄美群島を案内する予定。

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鹿児島県や屋久島とは直接関係ないが、同日行なわれたJOIN(移住・交流推進機構)セミナーに出席したのでレポートしたい。
JOINは、全国の自治体や移住・交流の関係団体・企業が参加して組織されたもの。総務省の関係機関の地域活性化センターが事務局の運営にあたっている。NPO緑の風は、鹿児島県を通じてJOINブロガーに登録しているので、一度セミナーに参加したいと思っていたのだ。

「第3回JOINセミナー」のテーマは、『田舎暮らしとお金 ―移住実践者とファイナンシャルプランナーに聞く―』。会場は品川新都心のニッセイ・ライフプラザのセミナールーム。定員いっぱいの三十数名が集った。
第3回JOINセミナー

最初に、那須高原有機農場の清水豊さんが、「移住実践者のお話」として自らの経験を披露。清水さんは5年前、栃木県那須に移住。別荘販売会社に勤務し広告・デザインの仕事を担当した後、かねてからの考えにより有機農業事業を始められた。
私が注目したのは、屋久島も移住先の候補だったことだ。那須に決めた理由のひとつは仕事があったことという。確かに屋久島は仕事が少ないし、清水さんの技術・能力を活かせる仕事先は見つけられなかったろうと思う。
清水さんは、テーマに合わせて、移住の初期費用や移住後の生活費など金銭面を数字を挙げて具体的に説明され、とてもわかりやすかった。
第3回

続いて、日本生命ファイナンシャルプランナー柳澤節子さんが、田舎暮らしとお金について話をされる。「これからどのくらいお金がかかるか。例えば、夫婦二人、セカンドライフの食事費用で2,737万円かかる、、、、、」
最後まで聞きたかったが、遊楽館ワークショップの開始時間が迫ったので、申し訳ないけれど退出させてもらった。

今回のセミナーの主旨は、「失敗しない田舎暮らしの第一歩。それはきちんとした資金計画から。田舎暮らしを実現された方の実例や、専門家による資金計画の仕方など「田舎暮らしとお金」にかかわる具体的なお話を通じて、自分にあったセカンドライフを手に入れるための情報をお届けします」(JOINサイトより引用)とのこと。
品川新都心のビル
(今回はケータイのカメラで撮ったので、ぼやけた写真ですみません)
 
 

第5回かごしま移住・交流ワークショップが8月23日、東京有楽町駅前のかごしま遊楽館で行われた。鹿児島県の主催、「NPO法人屋久島移住ネットワーク・緑の風」協力による『屋久島移住セミナー・交流ワークショップ』のテーマは「大自然で子育てを考える」。
第5回ワークショップの案内記事はこちらから

かごしま遊楽館 野田課長
参加は、二組のご夫婦を含む7名とお子様2名。定員内に収まって、これくらいがじっくりお話をするのにちょうど良いかもしれない。今日の進行は、前半を「屋久島移住セミナー」として屋久島の山村留学の説明と移住体験者の子育ての事例報告。後半をフリーディスカッションのワークショップと、希望者への移住相談とする予定。かごしま遊楽館移住担当窓口の野田課長のご挨拶でスタート。

NPO緑の風が今年1月に行なった「屋久島移住体験ツアー」の参加者数人から、屋久島で子育てを考えたいとの希望を聞いたのが、今回のテーマに教育問題を取上げたきっかけだ。夏休み時期というタイミングもいいのではと。
屋久島の山村留学は全国的に知名度が高いようだ。参加者のほとんどが制度の概要をご存知だったので、NPOからは、屋久島町の教育委員会や地元に取材したかめんこ留学まんてん留学の現状をお話した。いままで大きなトラブルは起こっておらず、体験した児童や親御さんにも、地元にも好評ということ。年々希望者が増えていること。かめんこ(永田地区)とまんてん(栗生地区)は集落が主体だが、ひょうたん島(口永良部島)は町が主体で、今後も充実させていきたいなど。

第5回移住・交流ワークショップ
事例報告では、1月ツアーに参加され、子供さん5人を連れて移住してこられたお母さん(Tさん)の子育て奮闘記を紹介。現在、保育園に1名、小・中学校に2名ずつ通っていること。ものが無い、人に頼ることができない環境に子供たちをおき、自立心を身につけさせたくて屋久島に来たこと。子供たちは、転入当時は馴染むのに苦労した子もいたが、今はそれぞれ友達ができて元気にめいっぱい遊んでいること。Tさんも最初は落ち込んだけれど乗り越えたこと、などなど。
(先月Tさんから聞いた内容は、近々当ブログで詳しくレポートしたいと思います)

次は、Tさんの話の中から参加者に出したクイズ。
 質問: 移住するのに一番重要なことはどれ?
 回答: (1) 地元との付き合い
     (2) お金・経済力
     (3) 強い意志
結果は、(1)に3名の回答、(2)がゼロ、(3)が3名。Tさんのご意見は(3)でした。

えらぶ移住支援センター 三沢氏
休憩を挟んだ後半は自由討議と移住相談。今回は、前後の時間も使って約二組と移住についてご相談させていただいた。相談内容は、かめんこ留学の具体的な問題。制度の詳細や、屋久島の他の小学校への短期留学の可能性についてなど。直ぐにお答えできないことは、現地で調べてお知らせすることに。
教育関係をテーマにした場合、やはり熱心な親御さんがいらっしゃると改めて確認。当NPOの中には、屋久島全体を教育体験場にしたいという意見もあり、今後の事業計画について検討中。

自由討議の時間、沖永良部から参加された三沢氏が、鹿児島県の南端の島からと自己紹介。沖永良部は奄美群島の中の大きな島。農業が盛んで、花きの栽培・出荷は県内随一。現在、えらぶ移住支援センターを設立し、移住・交流のサポートを行なっているとのこと。

参考:
≫「屋久島発 田舎通信」ブログ: まんてん留学
≫「屋久島発 田舎通信」ブログ: かめんこ留学

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薩摩川内・甑島フェア
ちょうどこの日、遊楽館1階の物産コーナーでは、「薩摩川内・甑島フェア」が開催されていた。7月5日かごしま移住セミナーでご一緒した薩摩川内市役所の皆さんが揃いの半被姿で、甑島(こしきしま)特産のキビナゴや、岩海苔、天然塩、芋焼酎などを販売。フェア二日目だったので、キビナゴは完売状態だった。
 
 
次回の遊楽館ワークショップは9月13日、「奄美を知り大自然の暮らしを考える」をテーマに『奄美交流ワークショップ・移住相談』を行ないます。6月14日第3回ワークショップとほぼ同じ内容です。
参加のお申し込みやお問い合わせは、かごしま遊楽館9階の移住相談窓口(TEL:03‐3506‐9177)へ。お待ちしております。
 
 

日本で46年ぶりの皆既日食までちょうど一年となった。
7月19日(土)午後3時~5時、「2009年皆既日食の問題を考える」をテーマに、『第4回かごしま移住・交流ワークショップ』が東京有楽町駅前のかごしま遊楽館で行われた。会場はいつもの3階から9階に変更。夏休みと連休が重なり、5日開催のかごしま移住セミナーの直後でもあったことから参加者は少数だった。
第4回ワークショップの案内記事はこちらから。下の画像は、薩摩川内市せんだい宇宙館ホームページから転載)
日食時の太陽・月・地球の位置図

皆既日食は太陽が月の影に隠れる現象だ。21世紀最大の天体ショーといわれる2009年皆既日食は、来年7月22日午前10時57分頃、鹿児島県のトカラ列島、屋久島、種子島南部、奄美大島北部、喜界島などで観測できる。地球の自転につれ、小笠原諸島から薩南諸島、中国の上海から揚子江流域へと観測可能地点は移動するが、観測時間は、最長の悪石島を含むトカラ列島が6分台、屋久島南部が4分台と、地域によって異なる。部分日食は、日本全国で見ることが可能。

一年後を控え、新聞や雑誌などメディアの報道もあり、ようやく皆既日食ムードが盛り上がってきた。7月19日からは各地でプレイベントが行われている。
奄美皆既日食音楽祭の「カウントダウンパーティ」
種子島観光協会主導の「プレイベント」
風と太陽の島音楽祭の「カウントダウンライブ」
また、十島村では7月30日から四日間の小中学生対象の「プレイベントツアー」を計画。屋久島のショップでは、しばらく前からTシャツに皆既日食柄をプリントしたものが売られていた。
皆既日食Tシャツ

鹿児島県は、好観測地点を多く抱え、関係自治体と連絡協議会を設置し、各地域の受入態勢の状況などを情報発信している。担当は離島振興課。
各市町村は、自然環境への負荷や住民生活への影響ができるだけ小さくなるよう受入態勢の検討を進めているが、島への交通アクセスや宿泊施設に限りがあることから、混乱なく受け入れられる体制の整備が課題となっている。
観測時間がもっとも長いことから注目されている十島村では、旅行業の経験を活用しようと企画コンペを実施し、近畿日本ツーリストと業務提携した。約1000人、30万円程度の観測ツアーの受付けが間もなく始まる。

準備が出遅れた感があった屋久島では15日の対策協議会で、島を伝える、住民生活を守る、自然環境を守る、住民・来島者の安全を守る、受益者負担の受入基本方針と、4500人の受入可能人数を決めた。既存の宿泊施設・キャンプ場以外に公共施設に泊めるなどの特別なことはしないと方針は明快。予約方法(入島方法)などは10月以降に決まり次第発表するとのこと。
その外、本土でも鹿児島市天文館などで、日食を契機にした環境や観光のイベントが計画されている。鹿児島青年会議所を中心とした実行委員会が専門サイト2009皆既日食鹿児島実行委員会を立ち上げたので、今後の情報更新が楽しみ。

ワークショップでは、ホームページや報道の情報を元に、参加者間で現状を確認。台風などで欠航する場合の対策に地元は大変だろうという心配や、一過性のイベントに終わらないで移住・交流の促進につなげられないかとの意見が出た。島の自然に触れリピーターが増えれば、中から移住する人も出てくるのではないかとの期待や、いまは受け入れ準備で大変だが、来てもらえば定住につながるのでこの一年の間に対策を立てれば十分との考えも。
未来につなげる環境対策や島おこしなど、皆既日食をチャンスと捉えて考えなければならない課題はたくさんある。

皆既日食関連サイト
≫せんだい宇宙館 日食情報
≫鹿児島県ホームページ 皆既日食
≫屋久島町 皆既日食ページ
≫十島村 トカラ皆既日食
≫奄美市皆既日食スペシャルサイト
≫種子島観光協会 月に一番近い島
≫近畿日本ツーリスト 皆既日食ツアー
 
 
次回の遊楽館ワークショップは8月23日(土)。「山村留学、大自然で子育てを考える」をテーマに『屋久島移住交流ワークショップ・移住相談』を行う。地方での山村留学や自然体験学習が盛んな時代だ。屋久島のまんてん留学やかめんこ留学を事例に、自然豊かな環境での子育てを話し合う予定。
続く9月13日は、「奄美を知り大自然の暮らしを考える」をテーマに『奄美交流ワークショップ・移住相談』。お楽しみに。
 
 

第3回かごしま移住・交流ワークショップが6月14日、「奄美を知り大自然の暮しを考える」をテーマに『奄美交流ワークショップ』として、東京有楽町駅前のかごしま遊楽館で行われた。
奄美を紹介する奄美市東京事務所山田所長

内容は、奄美市東京事務所所長山田氏による世界遺産登録をめざす奄美群島奄美市の紹介と、質疑応答、及び移住相談。主催の鹿児島県かごしま遊楽館野田課長のご挨拶に続き、山田氏から奄美へ移住・交流の案内が行われた。

参加は、奄美に関心がある方や奄美への移住や長期滞在を希望される方など10名。30代の若い方々が多く、ご家族や友人同士で来られた様子。人気の奄美をとりあげたせいか、ワークショップ3回目にして定員に達し、移住・交流の月例会が定着しそうと一安心。奄美の県人会の方も応援に来られ、スタッフと合わせて総勢16名となった。
ご挨拶するかごしま遊楽館野田課長

山田氏は、奄美の概要、奄美市におけるⅠターン状況・Ⅰターン支援制度を資料を元に説明。奄美市以外の奄美地域の移住状況や支援制度などは、各町村の担当窓口を紹介するので尋ねて欲しいとのこと。奄美は広大な地域だ。一口で奄美群島と言っても、12市町村あることは知られていないかも。

近年のブームで黒糖焼酎が100億円産業に育っていること。伝統産業の大島紬にかっての勢いはないこと。島唄と踊る「六調」の手振りには、幸せを貰い分け与えるという意味があること。奄美の歴史は、日本の神話時代の7世紀に「海見(あまみ)」として登場し、9世紀の続日本紀で「奄美」と紹介されたなど、興味深い説明がたくさんあった。
質問に答える山田所長

また、奄美市は第三次産業が中心で、市内には意外と空き家が少なく物価も高いとの離島の現実も。市として仕事の斡旋はできないが、求人情報は提供できること。移住者は農業など自営が多く見られ、人づての紹介等で各自仕事を探していること。家探しは、移住希望者と各地区の区長さんの間に市が入って空き家などを案内できるとのこと。

質疑応答の時間では、お試し移住や体験ツアーへの問い合わせ、農業研修後の就農率や定着率に関する質問などがあった。屋久島や種子島にあるような移住を支援するNPOができればよいとの意見もあった。奄美と屋久島のそれぞれの売りをとの質問に、「奄美は人情の土地柄」、「屋久島移住セミナー・ツアーの経験から、一度現地を訪れて体で感じてほしい」、と回答。最後に、個別の移住相談を希望する方々への相談会を行い、ワークショップはつつがなく終了した。
「奄美交流ワークショップ」は大盛況

時間がもっとあれば、「なぜ奄美?」とお一人お一人にお尋ねしてみたかった。屋久島セミナーでは「なぜ屋久島なのか」をいつも聞き、それはその地域に暮らす意味を参加者自身が改めて自分に問う作業としてほしいとの意味もある。南の島で暮らしたいというイメージを持っておられる方が大半だったように思うが、都会を離れて田舎で暮らす現実をシュミレートするためにも、お試し移住や体験ツアーのニーズは大きいのかも。若い方が多かったので、子育てについて考えていることを伺ってみたかった気もする。

今回のワークショップの内容や奄美への移住についての問い合わせは、かごしま遊楽館9階の移住相談窓口(TEL:03‐3506‐9177)へ。
※参考: いも~れ奄美 -奄美大島への移住・定住情報サイト-
第3回ワークショップの案内記事はこちらから

次回の遊楽館ワークショップは7月19日(土)。「2009年皆既日食の問題を考える」をテーマに、来年7月22日、奄美・十島・屋久島・種子島など薩南諸島で見ることができる皆既日食の受入れ準備状況や関連イベントの紹介、交通・宿泊・環境などへの影響を考える内容。続く8月23日は、「大自然で子育て」がテーマ。

7月5日には、第1回かごしま移住セミナーが、銀座のふるさと暮らし情報センターで開催される。鹿児島県、薩摩川内市、霧島市、NPO緑の風が、移住・交流の案内や移住相談会を行う。50名の定員に達すると締切りなので、参加ご希望の方は是非いまのうちにお申込みください。
 
 

5月17日、今年2回目の『屋久島移住セミナー』を開催。鹿児島県主催のかごしま移住・交流ワークショップin遊楽館のプログラムとして行なったことは前回と同じ。
参加者は、遊楽館、奄美市東京事務所、NPO緑の風の3名を含めて6名。前回より更に少なかったが、月例の勉強会的なワークショップという性格上、少人数の方が落ち着いて相談や話をすることができる。とは言っても参加ゼロでは、せっかく公共の場所を貸してくれているのに申し訳が立たない。
第2回移住・交流ワークショップ

「移住は行って見なければわからないことが多い。事前に情報を集めるため移住セミナーに参加した。移住体験者の経験を、アンケートなどで調べてもらって聞きたい」と語るのは、前回も参加された男性。
このブログを見て訪れたというご夫婦は、春に初めて屋久島に行き、2年後をめどに移住を考えているとのこと。屋久島の時間の流れが全然違うので驚いた、とご主人。東京で生れずっとこちらで、屋久島をすっかり気に入ったと話す。最初は、奥様につれられて行ったところが、いまはご主人のほうが積極的だそうだ。すでに屋久島にはまってしまったのかもしれない。

ワークショップのテーマは『多地域居住のネットワーク化を考える』。屋久島と北海道など多地域交互ロングステイの魅力と、長期滞在施設ネットワークの実効可能性を検討しようという内容。受け入れ地域へのアンケート結果など集めた資料を元に、二地域居住の現状と屋久島での課題などを話合う。(事前レポートはこちら
「企業誘致の立場から、地域の活性化のため“エコ誘致”を考えています。環境負荷の少ない産業・企業の立地を図り、例えば屋久島発のエコ漢方薬などを作り出せたら面白いと思います」と、遊楽館の内田さん。
第2回移住・交流ワークショップ

参加者からは、「1月に行った時、野鳥の多さに気付いた。地元では気にしてる様子がない。まだまだ開拓されていない地域の財産があるのでは」という意見や、「縄文杉を見たかったが、実際行ったらそのほかの処の方が印象に残り、逆にそっとしておきたくなった」「すばらしい自然はとっておきたいが、保護と開発のバランスは難しい。山だけでなく海など余地があるのでは」などの意見を伺った。

NPO緑の風が屋久島の課題として挙げたのが、長期滞在メニューの充実と島内の長期滞在施設ネットワークの形成。高い潜在需要に対して、ロングステイ情報の提供という利便を提供するのが先決。屋久島でネットワークを組むことができれば、他地域のネットワークとつながれる。鹿児島県内でロングステイ情報のネットワークを張りめぐらすことができたらとても面白いのではないだろうか。

メニュー充実については、知られているかどうかがまず問題。トレッキングやダイビングなど観光的アウトドアスポーツは屋久島で盛んだ。ホテルや民宿など個性的な滞在施設も多い。しかし、ロングステイの需要と供給がハイレベルで存在する割りには目立たない。
世界遺産と縄文杉のネームバリューに依存している現状から脱却するためには、宣伝の仕方を改めるなど新機軸が必要ではないか。マスコミの報じ方も単調で、将来性を語っていない。
観光から滞在へ、わかりやすい方向を打ち出すのが活性化への早道と思う。滞在型体験施設はまだまだ少ないし、ロングステイメニューの打ち出し方も弱い。自然遺産の環境保全と地域経済活性化の両立という持続可能性への道は、今はまだ遠いゴールの先にあるのだろうか。

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かごしま遊楽館
ここで、かごしま遊楽館の説明を少し。上の写真の中央、細長い建物の一階に観光案内と特産物販売コーナー、二階にレストラン、三階は鹿児島ブランドショップ・工芸品ギャラリーなど。(セミナーはここの一隅で行う)移住相談窓口は、九階の県事務所の一部屋。
JR有楽町駅から歩いて数分、地下鉄日比谷線、有楽町線、丸の内線、銀座線、千代田線、都営線の駅も近い。交通至便なところ。
かごしま遊楽館
隣接の日比谷シャンテにはこんなオブジェも。有楽町には映画館がたくさんあるので、ゴジラの像も似合っている(?)。
銀座周辺は、都道府県アンテナショップの集中地域。交通会館に数店舗あるほか、北海道、岩手、石川、熊本、沖縄、、、など。地域の特産品を求める買い物客に人気で、どこも賑わっている。それぞれ独自性とおらが国自慢を競っているのだが、東京の人にはお土産屋さんがあちこちあると映っているかも。
有楽町マリオン前広場
戦後の文化を支えた日劇のかって在った数寄屋橋辺りは、いまも日本有数の盛り場。何かあると宣伝カーがよく来る所。ここに居れば社会の動きがよくわかる(?)。

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次回の遊楽館ワークショップは6月14日(土)。奄美を知り大自然の暮しを考える『奄美交流ワークショップ』として、奄美市東京事務所山田所長さんのお話を伺うことができる。
続く7月19日は『皆既日食を考えるワークショップ』の予定。8月17日は『大自然で子育てワークショップ』。
その前に、『かごしま移住セミナー』が7月5日、銀座のふるさと回帰支援センターでありますから、南の島好きの方々はぜひお集まりください。

関連記事:
≫多地域居住を考えるワークショップ
参考:
≫かごしま移住セミナーin東京【7月5日】の開催について
かごしま移住セミナーのプログラム =PDFファイルはこちらからダウンロードできます
 
 

4月19日、今年初めての『屋久島移住セミナー』を行った。NPO緑の風協力、鹿児島県(企画課、遊楽館)主催のかごしま移住・交流ワークショップのプログラムとしてだ。
かごしま遊楽館3階ギャラリー入口

会場は東京有楽町駅前のかごしま遊楽館3階。薩摩ガラス細工や大島紬、屋久杉工芸など鹿児島の特産品の展示・販売が行われているギャラリーの特設コーナーにて。入口の西郷どんの像がお出迎え。出席は関係者三人を含めて8名。

遊楽館移住相談窓口の内田さんが、移住・交流ワークショップ開催の趣旨と内容を説明。歴史のロマンと豊富な食材と美しい大自然など魅力たっぷりの鹿児島を案内。定員10名と小さく始めた交流活動だが大きな定住促進の流れにつなげたいと、7月5日に予定されている『かごしま移住セミナー』を紹介する。
便利な都心にある遊楽館を、買い物や食事、鹿児島情報の収集にこれからも利用して欲しいと話す。
かごしま遊楽館移住相談窓口担当の内田さん

続いて、NPO緑の風による『屋久島移住セミナー&ワークショップ』を行う。「就農体験のビジネスモデルを考える」との設定テーマに基づき、3組の移住者の事例を紹介。
養鶏と野菜栽培を2年前から行う村上農園の例、社会貢献めざして半年前から自然循環農を始めた立澤さんの例、縄文杉に集中する来島客を里にも滞在してもらいたいと自然体験施設梢回廊キャノッピ(中田社長)のスタッフ清田さんのお話。三者の移住から起業までをレポートした。

宣伝開始が遅かったため参加者は定員の半数だったが、参加目的をお一人おひとりに伺うと、皆が屋久島への移住や長期滞在を具体的に考えているとのこと。一年以内に移住予定という方や今は情報収集という方など、移住の目的地は屋久島だった。
近々来島予定の方は、土地・住宅物件の見学や役場で話を聞くことを希望。NPOからも、来島の際は屋久島町役場の移住相談窓口に行くよう勧める。
屋久島移住セミナー&ワークショップの光景

農業を移住後の選択肢に含めていた方が一人だったため、農業の説明や自己紹介の時間はもっと短くてよかったとの意見もあって、今後のワークショップの進め方の参考にしたい。単なる移住情報の提供に留まらず移住後の仕事について参加者と一緒に考えたいというのがワークショップのそもそもの主旨だったが、短い時間でその点をしっかり話合うためには、参加予定者の希望確認など事前準備にもう一工夫が必要と強く思った次第。
なるべく早く屋久島に行き、島の大自然や里の雰囲気、自分との相性を感じることから始めるのがよいとの点は、みな一致できたように思う。お忙しい中を集ってくれた参加者と関係者の皆様に感謝です。

次回の遊楽館ワークショップは5月17日(土) 。多地域居住のネットワーク化を考えるテーマで『屋久島移住セミナー』を行う。
6月14日(土曜)は、奄美を知り大自然の暮しを考える『奄美交流ワークショップ』(仮題)の予定。今回参加くださった奄美市東京事務所山田所長さんのお話を伺うことができますから、南の島好きの方々はぜひお集まりください。