9月10日から運休していた種子島・屋久島と鹿児島を結ぶ高速船が、20日午後から条件付ながら運航を再開した。
3年前トッピーが流木に衝突した事故の後、見張りを増やすなど運航に細心の注意を払い事故らしい事故は起こっていない。再開後も当面は、暗くなっての便は流木を回避できないので欠航するとのこと。

鹿児島港のトッピー
(写真は、衝突事故の後4号から7号へ改名したトッピー)

1989年トッピーの竣工以来離島の足として活躍してきたジェットフォイルは、現在はトッピーとロケットの2社8隻体制となっている。高速船の運航密度がこれだけ高いのは、全国でも種子屋久航路だけだそうだ。過当競争が心配されているが、値下げ競争でサービスが向上するのは利用者にとってはありがたいことだ。
飛行機やフェリーもあるが、所要時間と料金のバランスがよい高速船は、屋久島の観光客増加に大いに寄与してきた。それが10日間も動かない状態が続き、観光など両島の経済面への悪影響が心配されていた。

やっと平常に近い状態に戻ったが、連休前半の予約取り消しは大変な数に上っているという。観光業界の遺失利益は膨大だろう。
流木問題も全て解決したわけではない。まだ千本以上も残っているといわれる流木を回収するのが急務だ。今回、海上保安庁の巡視船のほか、種子島・屋久島漁協の漁船や海上自衛隊の艦船も回収にあたっているようだが、黒潮のゆれる波間から1本1本拾い上げる作業は簡単ではない。
大隅海峡付近における漂流木対策については、鹿児島県ホームページに詳しくあるので参照してください。

また、高速船の運航状況については、各船会社のホームページで確かめてください。
≫トッピー(鹿児島商船)
≫ロケット(コスモライン)
下の日毎の流木位置・範囲図()を見比べて欲しい。この数日間の流木騒動の状況がリアルに伝わってくるような気がする。

10管流木位置情報
(15日の流木位置情報/10管ホームページより)

10管流木位置情報
(17日の流木位置情報/10管ホームページより)

10管流木位置情報
(18日の流木位置情報/10管ホームページより)

10管流木位置情報
(18日の流木位置情報/10管ホームページより)

10管流木位置情報
(19日の流木位置情報/10管ホームページより)

10管流木位置情報
(20日の流木位置情報/10管ホームページより)

10管流木位置情報
(20日の流木位置情報/10管ホームページより)

参考:
≫屋久島発田舎暮らし通信: 高速船が運行再開!
≫南北600キロ 流木 生活・観光に打撃(朝日新聞 2009/9/14)
関連記事:
≫流木問題~続報
≫流木問題は島の経済全体に打撃?